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「以誠売茶(いせいばいちゃ)」

「誠を以って茶を売る」という当家の商い=茶業の信条・理念を表した漢語。

「誠」という文字は、儒教の徳目の一つで 「敬」が外面的恭順をいうのに対し、精神態度の誠実を表す文字である。

宋(南宋)代 朱熹(しゅき)(朱子)により再構築された儒学(朱子学)では、この「誠」を「真実で邪心のないこと」と解釈した。

当家においてもこの教えを元に「誠」を以って、茶の商いに励むよう、創業当時より伝わる家訓である。

現世十四代久吉においても この四字を理念に掲げ、誠実に茶を売るよう努力しております。

※ 「江戸末期 慶応元年(1865年)茶を専業とした八代寅五郎が揮毫し九代久吉がその文字を刺繍し帛紗にしたためたもの」